島耕作は大手電器メーカー・初芝の社長。 かつて島は、出世には不利だと知っていながら、社内のどの派閥にも属そうとしなかった。 しかしながら誠実に仕事をこなし、確実に実績を築いていった結果、島は若くして課長に昇進。その後も順調に会社に貢献していく。そして社長になった現在でも、仕事に対するひたむきさが変わることはなかった。 この物語はそんな島の若き“係長時代”の物語である。
1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、1974年漫画家デビュー。 『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞、『課長 島耕作』で第15回講談社漫画賞、『黄昏流星群』で2000年文化庁メディア芸術祭優秀賞と2003年漫画家協会賞大賞を受賞。2007年には紫綬褒章を受章している。 主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』『加治隆介の議』など多数。現在は『会長 島耕作』(モーニング)、『学生 島耕作 ~就活編~』(イブニング)、『黄昏流星群』(ビッグコミックオリジナル)を連載。