人の数だけ相続があり、相続の数だけ事件がある――高齢化社会となった日本は、まさに大“争族”時代!
今日もまた大御所作家の葬儀の場で、遺産をめぐる熾烈な“争族”が始まった。
そんなきな臭い匂いにつられてやってきた一人の男、名は灰江七生。
相続にまつわるトラブル専門の探偵だという灰江は、ハイエナの如き嗅覚で、作家が遺した“ビデオ遺言”の秘密を暴き出す――!
世に蔓延る相続トラブルを極上ミステリに昇華した意欲作、ついに開幕!
『ケイゾク』『SPEC』『民王』『妖怪シェアハウス』など、数々の大ヒットドラマの脚本を手がける。
漫画原作は『天を射る』(小学館)に続き今回が2作目。
イブニング新人賞準大賞を受賞後、短期連載『四月一日のエマ』(原作:リチャード・ウー)、読み切り『喫茶ホームズ』などを掲載。
本作で連載デビュー。