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受賞者コメント

素晴らしい賞をありがとうございます。担当の今村さん、編集部のみなさま、審査員の朝霧先生、そして僕にとてつもない影響を与えてくださった師匠の二宮志郎先生、全ての皆様に感謝です。余談ですが、僕にとって本年は本厄の年です。ですので厄祓いをせず、お役を担う年だと信じて精進していきたいと思います。もっともっとおもろい漫画描きます。

朝霧カフカ氏講評

「プロ側の漫画になっている」。それだけの実力があると感じました。今回2作品応募されたうちの『月の裏』はプロット自体に目新しさはないが、それを一気に読ませるだけの力があり、松木さんの描く長編も読んでみたくなる。そして、大賞受賞作の『熱弾空間』は、ものすごい振り幅の可能性を感じさせる作品で、今回の応募作の中では一番。画面から溢れ出るいい意味での「肉っぽさ」を武器にして、ギャグもサスペンスもできるので、両方入った青年漫画を目指してほしいですね。

『熱弾空間』を読む

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受賞者コメント

朝霧カフカ先生、編集部の皆様、この度は賞に選んで頂きありがとうございました。この結果に満足せず、これからはもっとちゃんと絵にこだわりを持って描きたいです。楽しいギャグとかも沢山描いていきたいので誰か僕を調子に乗せてくれるようなお手紙ください……。

朝霧カフカ氏講評

キャラの描き分け、表情、めくりで見せる技術、コマ割りのテンポ、セリフ選びなど、基本技術がどれも高く、たいへん読みやすい。これで作話技術もしっかりと備わっているのなら連載級の実力かと思います。ストーリーに関しては同じ内容をもう少し短いページ数でまとめて、＋αで何をやれるかが勝負になってきそうですね。

『あの娘ぼくがストライク出したらどんな顔するだろう』を読む

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受賞者コメント

原文：謝謝評審們頒給我這個獎、在日本出道連載是我長久以來的夢想、接下來我會努力將這個夢想實現、請多多指教。
訳：審査員のみなさんからの評価に感謝です。日本デビューは長年の夢でした。この夢が実現するよう頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします。

朝霧カフカ氏講評

短編としての物語構成力はダントツにうまい。何より、読みやすくありながらも異国的な絵柄のおかげで「次に何が起こるか判らない」ためすさまじい物語吸引力があります。このテンポ感を活かした「欠点だらけの天才変人主人公による人助けもの」などの短編連作も向いていると思います。

『時渦』を読む

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受賞者コメント

この度は奨励賞を頂きまして大変嬉しく思います。今作は自分の感情をさらけ出し、思う存分に描きました。荒削りで漫画の基礎の部分がまだまだですが、このような賞を頂けて本当に光栄です。読者に楽しんで頂こうという気持ちより、自分の想いを誰かに伝えたいという気持ちが先行した漫画です。今後は読み手にわかりやすく、もっと共感してもらえるような漫画を描いていきたいです。これからも大切にしていきたいのは「情熱」と「激情」です。熱量はそのままで、描き狂っていきたいと思います！

朝霧カフカ氏講評

背景がなく、人物の爪先までの絵もなく、2人以上の人間が位置関係を見せる絵もないので、これは厳密には漫画ではない。ないのですが、謎の吸引力がある。あとは「芸術家」から「商業作家」にどう化けられるか。「悪いけど、華を持たせるつもりはないよ。僕には殴り合いしかないんだ」というセリフは本当にカッコよくて、伸びしろを感じました。

『グレープフルーツムーン』を読む

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受賞者コメント

選考していただいた朝霧先生、編集部の皆様、ありがとうございました。特別賞と奨励賞の受賞ということで、一粒で二度おいしい悦びを噛みしめています。この作品は「私たち目線では感情移入しづらい主人公（キャラ）だけど、その主人公に感情移入せざるを得ない状況にして漫画描いたろ！」という悪戯心からできたものです。

朝霧カフカ氏講評

ヒロインは最高にかわいかったです。ただ、セリフがとにかく冗長で、読ませやすくしようという気遣いが感じられませんでした。文字を今の3分の1に削ること、今誰が喋っているか絶対に誤解させない気配りをすること、今何の話題かを見失わせないようにすること、この3点に注意してください。言葉は短くシンプルな方が強く刺さります。

『天才遺伝子ファクトリー』を読む

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受賞者コメント

奨励賞ありがとうございます。漫画道のスタートラインに立たせてもらう事が出来て、とても嬉しく思います。あとはもう走るだけです。がんばります。

朝霧カフカ氏講評

きちんとしたギャグであり、絵とセリフの読みやすさも備わっている、基礎漫画力の高さを感じました。数ページギャグの需要は高いはずなので、即連載戦力をお持ちだと思います。より高いレベルを目指す上でのアドバイスですが、この手の「不条理ギャグ」は、演劇系に大変高いノウハウの蓄積があるので研究をオススメします。

『さらされ日和』を読む